About

智辯学園和歌山高等学校 野球部寮智翔館

子どもたちの可能性をもっと伸ばせる場所へ。

About

寮が出来るまではアパートで一人暮らしをしていた選手たち。
厳しい練習をして夜遅く一人の家に帰って、身の回りのことを自分でやって、人と会話をせず、翌朝また一人で学校へ…。若干、15歳の男の子がする生活として…放っておけなかったのです。

主人がコーチとして智辯和歌山に帰って気になったのは一人暮らしの選手たちの生活面と食事面。
どうにかしてあげたい!!!
ただいまと言える家を…
しんどいときふと甘えることができて、だらしないときは叱ってくれる人がいて、うれしいときは一緒に喜んで、落ち込んだときは一緒に悩み寄り添って…面倒なこともあるけど人と生活し、人間性を磨いていくこと。人とかかわることで人の痛みをわかり、本当のやさしさと強さを知ること。

大事な子どもたちの可能性をもっと伸ばして育てたい!!!愛情たっぷりに育った子どもらしさ、素直さを残しながら、やるときは目一杯やるメリハリと充実感を!!!
学校生活・野球・私生活、彼らの生活全てにおいて、気付くことを大事に、努力し、手を抜くことなく真っ直ぐに自分と向き合い高めていける、日本一の寮!!!
そして日本一のチームにしたい。ただその想いだけで寮を建てるところまで叶いました。

寮は、日本一愛の詰まった寮というのがテーマです

寮内は、子供達が穏やかに和やかに、ここはホッとできて、何者でもないただの自分に戻れる場所を作るように心掛けてます。

出来るだけ会話をする様にもしてます。ごく普通の事ですが、今日どうだったの〜??とか話してると、今日は怒られましたーとか…今日は怒られましたーーとか…今日は怒られましたーーーとか。笑(怒られない日はないのかい笑)
何で怒られたのー?なんて聞きながら、とにかく子供達の心の内を聞ける場所で、少しでも心の整理を出来る場所になってれば良いなと思ってます。

色んな会話をしたり、子供達の行動を見てると、必ずと言って良いほど色んな変化に気付きます。
その度に、監督と共有して、今こんな風に気になってるんだけど、あの子大丈夫?だったり、すごく私生活が丁寧になってきてるから良くなるねー!なんて話を毎晩毎晩寝るまでしてます。笑

寮には、先輩後輩の理不尽な厳しさは一切ないです!!!(人を敬う事と礼儀には厳しいですが…)
粋な男らしい大人になるのに理不尽な先輩後輩なんて、必要ないことだと思ってます。それよりも助け合うこと。相手を理解することを学んだほうがよっぽど良いと思ってます。どんな立場になっても、近い将来も遠い将来も、あの先輩が居て良かった、あいつが居て良かったと、良い合える間柄でいて欲しいと思ってます。

寮のルールみたいなものは…
新チームになってオフに入る11月頃から、新2年生が寮の全ての役割を担っていきます。それは翌年の夏が終わって3年生が引退するまで続きます。
4月に入ってきた1年生は、自分の事で精一杯!まずは環境に慣れて、しっかり練習に打ち込める様に、2年生がフォローします。 3年生は、最後の自分達の夏に向けて邁進するため2年生がサポートします。
なので2年生は、色んな役割も責任も多くなって(野球とは関係ない私生活で、細かな小言を聞く事も多くなり…笑)結果、人として沢山の徳を積み重ねて一段と成長してくれます。

寮は、子供達がここから大人になっていくための練習で、コミュニケーションや言葉遣い、表現の仕方を、、、たくさん挑戦してたくさん失敗して、社会に出て活かされる事を学べる場所になればいいなと思ってます。
もっと書きたいことあるけど…限りがあって書けません。笑

選手専用の初動負荷トレーニングルーム

大好きな大切な方から、小山先生とのご縁をいただき、すぐに夫婦で鳥取を訪れ、小山先生と出逢い、一瞬で小山先生と、このマシンのファンになりました。
子供達の為に、なんとか導入させたいと思い、試行錯誤し、、、私達にしたら少し背伸びをしたかもしれませんが、本物を知り、それに見合うチーム・人間になっていくためにもどうしてもこれは導入したくて、少しずつマシンの台数を増やしてきて、何年越しに今の形に落ち着いた自慢の部屋です。

このマシンは小山 裕史先生の初動負荷理論に基づき創案された、B.M.L.T.カムマシンというのが正式名称です。
「動作初期に与える負荷によって筋肉がリラックス(弛緩)でき、しかも、それが、3次元(立体的)で、時系列とその動作軌跡に対する合理的負荷変化を引き起こす4次元トレーニング」となれば、入力系も変わり、身体動作はしなやかになり、ストレス解除を促し、反射機能を高める。リラックスした状態からの筋収縮は、ストレスを招かず加速度を高め、しなやかでありながら出力は高い。出力発揮のタイミングを合目的的なものとする』

B.M.L.T.カムマシンは、リラックスした状態の筋肉に適切な負荷を与えることで自然に筋肉の伸び縮みを誘発させることができます。ですから強制的な心拍数・血圧の上昇も無く、末梢の血流を自然に促し、力を出しているのに身体が軽い、心地良い等の体験ができます。疲労の回復、疲労物質の除去にも有効であることが検証されていて、様々な目的に応用できます。
(WORLDWING HPより一部引用)

B.M.L.T.カムマシン
イメージ

食事へのこだわり

朝食・お弁当(昼食)・補食・夕飯・夜食、毎日5食の食事を準備しています。
栄養士さんの献立をベースに栄養管理させていただいておりますが、ごく普通に家でお母さんが作ってくれるご飯です。時間があるときは手の込んだものを作りますし、時間がないときはサッと出せるものを献立にしています。

食材は可能な限りこだわっています。お肉は必ず国産。お米はできるだけおいしいお米。それ以外はとにかくおいしく食べさせること。大量なのでこだわり切れませんが、食べたものでしか身体は作られないので、工夫しながら試行錯誤しながら出来る限りを提供します。

子どもたちに好評なのは、寮で食事希望リストを書き込めること。
家に居る時のように、今日食べたいものを親にリクエストできるようにしました。ホワイトボードに夕飯希望リストがあり、そこに希望を記入したら、大体の物は1週間以内に夕飯で出しています。
ただ、カニ鍋・牛しゃぶ・すきやき・焼肉・海鮮丼・ローストビーフ丼など…この辺りの書き込みが来たときはなかなか要望に応えられず、差し入れに頼ってみたり、監督のお小遣い(通称中谷基金)から差し入れしてもらったりします。

寮費

月額
2人部屋 68,400円
1人部屋 93,080円
食事は週7日毎日出します。
お休みはお正月の4.5日のみです。

昼食&補食費
1ヶ月 26,400円
●昼食は、夏は衛生面、冬は温かいご飯を食べさせたくて、お昼休憩5分前に学校へ届けています。
●補食は、練習中にグラウンドへ届けています。

入寮費
(入寮時)
100,000円
※退去時の修繕費等は無し